橋梁
橋梁の業務内容
- 橋梁予備設計
- 河川・山岳・都市部に計画される橋梁のいろいろな制約条件を満たし、かつ建設費・維持管理費の少ない橋梁を選ぶのが目的で、橋の使用性(合目的性)として挙げられる、線形、構造性、安全性、経済性の各検討を行い、より好ましいものを選び出します。
- 橋梁詳細、耐震設計
- 橋梁予備設計にて決定した上部工・下部工及び基礎工に対して詳細設計を行い、計画図面及び数量計算を行います。耐震設計では、地震時の挙動を的確に把握するため、実際に起きた地震波形(時刻歴加速度)を用いて動的解析を行い構造物の耐力照査を行います。
- ボックスカルバート(函渠)設計
- 道路および河川構造物としてボックスカルバートの設計があり、それらの構造設計および耐震設計を行い計画図面及び数量計算書の作成を行います。
- 橋梁点検
- 橋梁の損傷による通行止めの防止、コンクリート片の落下等による第三者への被害を防止するため、“橋の現況”に対して損傷の有無や程度を確認する橋梁点検を行います。(必要に応じて橋梁点検車又はリフト車等を用います。)次に、“診断結果”を踏まえ、損傷程度の評価及び点検調書を作成します。
- 橋梁補修、補強設計
- 橋梁点検により、対策が必要と判断された箇所に対して、ひび割れ補修や断面修復による機能回復を行う“補修設計”を行います。補修のみでは従前の機能回復や必要耐力が見込めない場合には、“補強設計”を行い耐力を回復します。
- 橋梁長寿命化計画策定
- 高度成長期に建設された橋梁は50年を経過し更新期を迎え、補修・補強が必要となる橋梁が急速に増大することが確実視されています。そのため、損傷が顕在化してからの“事後保全”よりも損傷が潜在化もしくは軽微な状態での“予防保全”を行うことで限りある予算を有効に活用するという観点から橋梁長寿命化計画策定を行います。
- 伊那バイパス 福島立体跨道橋(伊那市)
- 伊那バイパス 野底大橋(伊那市)
- 橋梁点検